認知症について考える-1

認知症

こんにちは したろうです。

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お散歩VLOGしたろう
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さて前回の投稿で、母親の認知症について軽く触れさせていただきました。
私としてはこの問題が近年5,6年の間で、もっとも頭を悩ませている元凶となっています。

自分のことであれば何かしらの対策は打てますが、こればかりはこちらの予想の斜め上を
行くケースが多く日々振り回されがちなのが現状です。

このように書くとなにやら病気の対応に聞こえませんが、身体的なものと異なり目に見えない
精神的な病のため、それだけに軽視した結果で混乱を招くといった形が多いのです。

具体的な事例を紹介する前に、そもそも「認知症」とはなんなのか?
ネット上で調べた情報をもとにひも解いていきたいと思います。

認知症とは?

認知症とは、さまざまな原因で脳の神経細胞が破壊・減少し、日常生活が正常に送れない状態になることをいう。認知症にはさまざまな種類があり、脳にあるアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なタンパク質が蓄積されることで起こる「アルツハイマー型認知症(通称アルツハイマー)」は中でも最も患者数が多い。
(中略)
認知症は一般的に高齢者が発症することが多いが、30代の若い人が発症することも。

認知症とは(症状・原因・治療など)|ドクターズ・ファイル
https://l.pg1x.com/ddQH

若い方の認知症は「若年性認知症」と言われており、遺伝とか日々の食生活、または仕事や
生活のストレスから発症することが多い、というのを聞いたことがあります。

自分の母親の場合あくまで加齢によるもので、どうも最近物忘れが激しいなどと言っていたのが、
年々激しくなっていったような経緯をふんでいます。

10年くらい前、つまり80代のころは目に見えて異変を感じるほどではなかったので、
やはり特別な環境下や生活習慣から発症したのではないと感じています。
思うにこの「認知症」とは今に始まったことではなく、今までもあたりまえに存在していた
病気だったのではないでしょうか?

そのあたりは私がただ無知識で知らなかっただけなのかもしれませんが、
昔話の姥捨て山とか老人の虐待などの基本的な原因は、認知症がもたらす負の要因で
周囲の人間に過度なストレスをもたらした結果ではないかと穿った見方をしてしまいます。

それでは現在の母親の具体的な症状についてお話しします。

認知症の症状とは?

引用先の情報では、認知症の症状はおもに3つあると記載されています。

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 判断能力の低下

アルツハイマーとか認知症と聞くと、老人が徘徊して家に戻れなくなった、
みたいなイメージはありませんか?

これはテレビや映画などの影響かもしれませんね。
私の母親の場合ここまでには至っておらず、そもそも年々移動距離が短くなっているため、
警察から「お宅の親御さんが~」的な出しを受けたケースはありません。

これは私の経験上からの憶測ですが、この3つの症状は以下のような順番で
悪くなっていくように思います。
記憶障害 → 判断能力の低下 → 見当識障害

具体的には、
どこに置いたか忘れて物をなくしやすい、人の名前を覚えられない、何をしようとしていたのか
思い出せない、さっき言われたことが頭に残っていない
などの「記憶障害」から、

ゴミの分別ができない、鍵のかけ方がわからない、家電のスイッチの操作がわからない、
料理の手順がわからない
などの「判断能力の低下」

買い物に出かけたが戻ってこれない、自分の今いる場所がわからない
などの「見当識障害」

それぞれ以前はできていたことが、忘れたり分からなくなってしまったものですが、
最初の導入としては「記憶障害」から発生してくるものと思われます。

母親の現状はこの第2段階のひどいあたり、ですので間違っても外に出かけさせるのは危険な感じです。
(今は特に・・・ですね)

ちなみに上に書いた現象は「見当識障害」以外はすべてノンフィクションです。
正直なところ、今の記憶可能時間はいいところ10分程度でしょう。
さっき言ったことを何度も聞かれるのはあたりまえで、聞かれた方としては
これが結構なストレスになってきます。

文章にすると「そのくらいなら我慢すれば」と思われるでしょうが実際に体験してみると、
これが日々怠惰な生活をした結果いつの間にか脂肪の塊のような体になるのと同じくらい
地味~に蓄積していくものなのです。
真綿で首を絞められているような、底なし沼にズブズブと沈んでいくような、
そんな感覚ですね。

認知症の対策や薬は?


結論から言えばありません。
医者が「あなたは認知症です」と言われたらあきらめるしかないのです。

これはどこの情報を調べても同じ答えが返ってくるでしょう。
医学が進んだ現代社会で絶対に直せない病気がこんなに身近にあるのですよ。
だって誰もが年老いたらなる可能性があるのだから。
もはや「発症」という言い方は適切ではないのかもしれません。

医者や病院で渡される薬は、あくまで症状の悪化を遅らせたり、
症状による精神の不安定さを和らげるものだけになります。
言い方は悪いが一時しのぎの気休めにしかならないということです。

そんな絶望的な状態の中で周囲の人間はどうすればいいか、
それでもせめて何かしらの対策は打てないものか、
次回以降も引き続き考えていきたいと思います。

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