前回の続き。
コロナの影響を感じたのは比較的早いうちでした。
実は年末ごろから、どうも中国でやばそうな感染症の動きがあるのは聞いていたのです。
輸出を手掛ける仕事がら、海外のニュースはよく調べている方だと思っています。
その流れで１月の段階で仕入を止める方向を検討し始めました。
※ 商品は中国製が多いので
流れが加速したのは２月のプリンセスクルーズの報道から。
ただこのころはまだ風評被害の懸念からでした。
当時は欧米までその影響が波及するとは考えていませんでしたからね。
中国製・日本製のものは病原菌がついているからヤバイとか言われたらどうしようとか。
弱気なようですが、それまでも商品が届いてから結構「壊れている」とか「届くのが遅い」
とかクレームが続いていたので、少し及び腰になっていたのは事実です。
そして気づいたら、あっという間に欧米諸国にもコロナは広がっていきました。
ただでさえ物流がよろしくない欧州エリアで商品がそのまま滞留されたら、それはもう死活問題です。
前金はされていてもお客さんの手元に届かなかったり、返品でもされたら結局は
お金は返さなければいけません。
再販できなければ仕入代金だけが残り、大赤字になるのは火を見るより明らかでした。
もともと自転車操業になりかけてもいたので、リスクを考慮し海外販売は一時停止を決めました。
それが２月の時点です。
実は前年から利益減を懸念して海外転売とは別に施設管理の仕事をしていました。
こちらは契約社員的扱いで定期収入があるので、しばらくはこれでやりくりして
様子を見る手もあるかと考えたのです。
ところがそんな私の甘い見込みを打ち砕くような展開がその先に待っていました。
それはまた次回に。
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